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ドラえもんの幸せストーリー(おばあちゃんの思い出)

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「ドラえもん」には、数々の名作が存在する。

特に、原作に即したものは実に素晴らしい作品が多い。

 
私が一番にお勧めする作品は「おばあちゃんの思い出(おばあちゃん大好き)」だ。

 
これは、2度リメイクされたため年代の異なる3種類の作品が存在する(尚、2番目のものはタイトルが「おばあちゃん大好き」)。

しかし、基本的にストーリーの流れは同じである。

 
ともあれ、まずはストーリーのあらすじをご覧頂きたい。かなり長くて申し訳ないが…。

(ただし、「せっかくビデオ借りて観てみようと思ったのに、なんでネタバレすんだよこの阿呆!」と仰る方もいらっしゃるかもしれない。

 その場合は、もちろんすっ飛ばして頂いてかまわない。それはそれで私は嬉しいので。)

 
ちなみに、基本的なストーリーの流れは同じといっても多少設定が異なる部分(エピソードの増減や変更)もある。

そこで、極力各話のエピソードを織り交ぜながら紹介していこうと思う。無論、原作もきちんと読んでストーリーは把握しているのでご安心あれ。

 
 
「ママの言いつけで、物置の掃除を始めたのび太とドラえもん。

そこでのび太はあるものを見つける。

 
それは、つぎはぎだらけの古びたくまのぬいぐるみ。

思い出深そうにぬいぐるみを眺めるのび太。それは、大好きだったおばあちゃんに作ってもらったぬいぐるみだった。

 
アルバムを見せ、ドラえもんにおばあちゃんを紹介するのび太。


おばあちゃんは、のび太が幼稚園の頃に亡くなってしまったのだ。

それはそれは優しい、のび太のおばあちゃん…。

 
のび太は、無性におばあちゃんに会いたくなる。

そこで、タイムマシンに乗っておばあちゃんに会いに行こうとしたが、ドラえもんに制止された。

しかし、のび太は「一目見るだけでいいんだ!」と譲らない。

ドラえもんは、「本当に一目見るだけでいいんだね」と、不安ながらものび太とともにタイムマシンに乗った。

 
そして、のび太が3歳の時代に到着した。

まずは家の中にこっそり入って様子を見てみるが、おばあちゃんはどこにもいない。

かわりにママに出くわし、2人は慌てて家を飛び出した。

 
仕方なく外を歩いていると、道の向こうからおばあちゃんが歩いてきた。

「い…生きてる…歩いてる…」道路わきで見ているだけとはいえ、おばあちゃんと再会できて感動するのび太。

 
おばあちゃんは、どうやら野比家に戻っていくようである。

それを、2人はこっそりと追いかけていった。

 
家に着くと、3歳ののび太がおばあちゃんの帰りを待っていた。

「ねえおばあちゃん、花火買ってきてくれた?」

「ごめんよのびちゃん、今の季節、どこの店にも花火は売ってないんだって。かわりにおはぎを買ってきたよ」

「いやだ!おばあちゃん嫌い!あっち行け!!」

「はいはい」
 

その一連の会話を聞いたのび太は怒り心頭し、3歳ののび太に思わず手をあげ怒鳴ってしまう。

3歳ののび太は大泣きし、それを聞きつけたママは怒って2人を追っ払った。

 
のび太は、いくら子どものころとはいえ大好きなおばあちゃんに向かって「嫌い」と言ったことにショックを受け、落ち込んでしまう。


ドラえもんは、そんなのび太の心中を察しつつも「…(元の時代に)帰ろう」と促す。

 
のび太は「最後にもう一度だけ、おばあちゃんに会わせて」とドラえもんにお願いする。

それをドラえもんは穏やかな笑みで承諾し、再び野比家に足を踏み入れた。

 
のび太は1人で、慎重に家の中に入っていった。

しかし、あっという間に3歳ののび太に見つかり、「ママー!さっきの変な人がいる!!」と叫ばれてしまう。

 
絶体絶命となったのび太は、慌てて一番近くの部屋の襖を開けた。

その部屋には、おばあちゃんが一人で座っていた。

「…おや?あんたは?」

 
その直後、部屋にママが入ってきた。


「お義母さん、ここに変な子入ってきませんでした?」

「いいえ」

 
おばあちゃんがそう答えたので、ママは変だと首を傾げつつも部屋を去っていった。

そしておばあちゃんは押入れの方を振り向くと「もういいよ、でておいで」と優しく言った。

「ありがとう、おばあちゃん」押入れからのび太が姿を現した。おばあちゃんは、のび太を守ってくれたのだ。

 
くまのぬいぐるみを修繕しているおばあちゃんに、のび太はこう問うた。

「ねえおばあちゃん、のび太くんはかわいい?」

「ええ、ええ、そりゃもう。

でも、ずっとあの子のそばにいられるわけじゃないからね。

 …せめて、あの子がランドセルしょって学校へ行く姿を見ることができればいいんだけど、私ももう年だからねぇ」


それを聞き、涙ぐむのび太。

そして、あることを決心した。

「おばあちゃん、ちょっと待ってて。すぐに戻るから」

 
そしてタイムマシンの穴に向かおうとすると、そこにはドラえもんが立っていた。

のび太の心中を悟ったかのように、あるものを持って。

 
それは、のび太のランドセル。

「ありがとう、ドラえもん」

 
のび太は、ランドセルをしょっておばあちゃんの前に立った。

 
「おばあちゃん…。


信じてもらえないかもしれないけど、ぼく、のび太です。

小学5年生の、のび太です」

 
それを聞いたおばあちゃんは、ゆっくり頷いてこう言った。

「やっぱりねぇ、なんとなくそんな気がしていましたよ」

 
のび太は驚いた。

「信じてくれるの?疑わないの!?」

「のびちゃんの言うことを、誰が疑うもんですか」

 
「…おばあちゃん!!」

のび太はおばあちゃんの膝元で泣いた。

おばあちゃん


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